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企業・学校見学へ行ってきました!

11月22日、本校の1年生と2年生は、進路探求授業の一環として合同で「企業・学校見学」に参加しました。

あいにく小雨模様でしたが、生徒30人、引率教員5名、計35名が大型バスに乗り込み、9:27に学校を出発。往路に40分を見込んでいましたが、予想以上にすいすいと進み、あっという間に目的地の近くまで来てしまいました。

そこで、ドライバーさんに「10:30以降の見学でお願いしているんです」と伝えると、笑顔で「わかりました」との返事。その後は30分近く、新潟市内をぐるぐると回っていただき、普段は見られない景色を味わうことができました。


9:25分。到着したのは最初の訪問先である「ハーバーパークアベニューブレストン」さん。冠婚葬祭を扱っている会社の結婚式場です。

当日は、人事部の担当の方が女性スタッフの方と一緒に、私たちをエスコートしてくださいました。

最初は全員で結婚式の参加者が集まる広間で説明を伺い、その後はチャペルへ。はるかな天井と大きな窓。壁一面は純白で統一された式場に通され、結婚式の雰囲気に圧倒されながら、祭壇で記念写真を撮ってもらいました。

次は披露宴が行われる大広間へ。6人掛けの円卓に座り、スライドを見ながら担当の方の話を聞きます。生徒たちは「冠婚葬祭って何だと思いますか?」の質問に頭を悩ませ、料理皿と水の入ったコップをトレイに載せ、片手で料理皿を2枚同時に持つ方法を教わりながら、日常では味わえない華やかな空間を楽しんでいるようでした。


12:00。名残を惜しんで、次の訪問先「県立新潟テクノスクール」へ。この学校は、本校の卒業生が何人か在籍している学校です。と考えていたら、バスから降りるや否や、その卒業生にバッタリ出くわしました。

彼は昨年の卒業生です。聞けば「地元のホームセンターの園芸部門に就職した」とのこと。髪を整え、明るい表情で、そして在学中に比べてずっと大きなハキハキした声で答えてくれたその姿に、昨年までの面影は感じられませんでした。それくらい成長していたんです。

ひとしきり話した後、彼と別れてからはお借りした部屋で昼食。校内見学をさせていただいたのは、予定通り13:00からでした。

新潟テクノスクールには6つの部門があるんですが、各部門を3グループに分かれて順に回ります。

実は、今回の訪問を楽しみにしていたのは、他でもない引率教員の私たちでした。6部門すべてが生活に密着したスキルを習得する学びであることから、多様な生徒のニーズに応えてくれると期待していたからです。

その期待は、当たりました。生徒たちはどの部門でもよく話を聞き、丁寧にメモを取っていました。レポートを提出するためもあったとはいえ、彼らの姿勢はとても好ましいものに映りました。

3グループそれぞれに担当の引率職員の方をつけていただき、また回った6部門すべてに現場での説明者にあたる職員の方をつけていただくなど、お忙しい中で人手を割いていただいたことに感謝しています。なにより、どの職員の方も笑顔で丁寧な説明をしてくださっていました。


今回の「企業・学校見学」で得たものは「進路探求」にとどまりません。ひと言で言えば、それは「もてなしの心」でした。

◎時間調整のためにバスでの市内見学を快く引き受けて下さったドライバーの方。

◎人生の節目に彩りを与える仕事のすばらしさを教えてくれた、ブレストンの方。

◎スキルの習得を通して次世代育成に気概を持って取り組んでいるテクノスクールの方。

当日、本校の生徒たちに接してくださったすべての大人が、「こんなふうにするんだよ」と本校の生徒たちに声をかけてくれたような気がしました。

生徒たちの事後レポートが楽しみです。そして何より、今後の彼らの成長を楽しみにしています。